影なき男 (1988年の映画)
影なき男 | |
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Shoot to Kill | |
監督 | ロジャー・スポティスウッド |
脚本 |
ハーブ・ジンメル マイケル・バートン ダニエル・ペトリ・Jr |
原案 | ハーブ・ジンメル |
製作 |
ロン・シルヴァーマン ダニエル・ペトリ・Jr |
製作総指揮 | フィリップ・ロジャース |
出演者 |
シドニー・ポワチエ トム・ベレンジャー |
音楽 | ジョン・スコット |
撮影 | マイケル・チャップマン |
編集 |
ジョージ・ボウワーズ ガース・クレイヴン |
製作会社 | タッチストーン・ピクチャーズ |
配給 |
ブエナビスタ ワーナー・ブラザース |
公開 |
1988年2月12日 1988年6月4日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $15,000,000[1] |
興行収入 | $29,300,090[2] |
『影なき男』(かげなきおとこ、Shoot to Kill[注 1])は、1988年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。 監督はロジャー・スポティスウッド、出演はシドニー・ポワチエとトム・ベレンジャーなど。
1934年のアメリカ映画『影なき男』(原題: The Thin Man)とは邦題が同じだが関係はない。
ストーリー
[編集]FBI捜査官スタンティン(シドニー・ポワチエ)は、サンフランシスコで発生した宝石店の盗難事件に出動した。警報器に引っかかりスピード逮捕された犯人は、あろうことか被害を受けた宝石店の店主だった。実は、店主の自宅に強盗が押し入り、店主の妻を人質に取って、閉店後の店舗からダイヤを取って来るよう要求していたのだ。スタンティンは、ダイヤと引き換えに人質を解放させようとするが、強盗犯のスティーブは人質を射殺し、ダイヤを手に逃走してしまった。
強盗犯のスティーブはカナダへ逃亡するために、国境付近の山岳地帯で釣り客のツアーに紛れ込んだ。捜査官スタンティンは、人質を死なせた自責の念から、地元のガイドを雇って徒歩でツアーを追おうと決心した。だが、ガイドのノックス(トム・ベレンジャー)は、都会育ちで山に不慣れなスタンティンに反発し、自分一人で後を追うと言い張った。強盗が紛れ込んだツアーに同行しているガイドは、ノックスの恋人サラ(カースティ・アレイ)だったのだ。
強盗犯のスティーブは邪魔な釣り客たちを次々と始末すると、ガイドのサラだけを拘束して、谷伝いのルートでカナダへ向かった。スタンティンとノックスは、二日の遅れを取り戻すために命がけで危険な吹雪の高山を越え、スティーブとの最後の対決に挑んで、無事にサラを救出するのだった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- ウォーレン・スタンティン: シドニー・ポワチエ(田中信夫)
- ジョナサン・ノックス: トム・ベレンジャー(谷口節)
- サラ: カースティ・アレイ(駒塚由衣)
- スティーブ: クランシー・ブラウン(菅生隆之)
- ノーマン: リチャード・メイサー(幹本雄之)
- ハーヴェイ: アンドリュー・ロビンソン(中博史)
- ベン: ケヴィン・スキャネル
- ラルフ: フレデリック・コフィン
日本語吹替その他:円谷文彦、福田信昭、田原アルノ、丸山詠二、藤本譲、叶木翔子、伊藤和晃、安永沙都子、安永和彦
日本語版制作スタッフ 演出:蕨南勝之、翻訳:島伸三、調整:兼子芳博、録音:スタジオ・ユニ、制作:東北新社
作品の評価
[編集]Rotten Tomatoesによれば、14件の評論の全てが高評価で、平均点は10点満点中7.08点となっている[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ アメリカ合衆国以外での英題は『Deadly Pursuit』。
出典
[編集]- ^ “Shoot to Kill” (英語). AFI Catalog of Feature Films The First 100 Years 1893 - 1993. AFI. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “Shoot to Kill (1988)” (英語). Box Office Mojo. 2011年1月12日閲覧。
- ^ “Shoot to Kill (Deadly Pursuit) (1988)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年1月7日閲覧。